2004年8月20日(金)午前9時29分に
TUP速報361号 ある上院議員の死 04年8月20日
として配信された、英語圏の友人から転送されたメールを私が和訳した
速報記事を転載します。出典その他も当時のままです。
#なんと、10年一昔 も前だ!!(@_@; でも、変わらないね。
<ある上院議員の死>
権力者だった上院議員が長患いの末亡くなった。
彼の魂は天国に着き、入り口で 聖ペテロの出迎えを受けた。
聖ペテロへの天国の鍵の授与
「ようこそ、天国へ! でも、落ち着かれる前にちょっと問題があるのです。
このあたりでは、あなたのような高官には滅多にお目にかからないものだから、
あなたをどう処遇すべきか悩んでいるのです」
と聖ペテロが言うと、
「問題などないだろう、私を入れてくれればいいんです」
と上院議員。
「えぇ、私もそうしたいのですが、上からの命令があるもので。
これからあなたに 地獄で一日、天国で一日過ごしていただきます。
それから 『今後永遠にいたい』と思う場所を選んで下さい」
「そうかい、でも私の心は決まっているんだ。天国にいたいんだよ」
と上院議員は言ったが、聖ペテロは、
「申し訳ないが、これも決まりなので」と応えた。
そうして聖ペテロは彼につき添い、エレベーターで下へ下へ――地獄へと案内した。
扉が開くと、上院議員はゴルフコースのグリーンのど真ん中に立っていた。
少し離れたところにクラブハウスがあり、その前には彼の友人や彼とともに働いた
政治家たちの姿が見え、皆、晩餐会用の服装で、とても楽しそうだった。
彼らは上院議員に挨拶をしに駆け寄り 彼を抱きしめてから、一般市民を犠牲にして
金持ちになり、さんざんいい思いをした頃の思い出話に興じた。彼らは仲良くゴルフをし、
ロブスターやキャビアの夕食をとった。
そこには悪魔も同席していたが、これがまたとてもいい奴で、踊ったり冗談を言って
ここから拝借
楽しんでいた。みんなとても楽しい思いをしていたので、上院議員がそれと気づく前に
移動する時間になってしまった。みんなは彼をしっかと抱きしめ、エレベーターが
上がっていく間、手を振っていた。
エレベーターは上へ上へと昇り、天国で再びドアが開くと聖ペテロが待っていた。
「さぁ、今度は天国で過ごす番ですよ」
ギベルティの『天国の門』
そしてこの国家元首は(訳注:この「上院議員」が「国家元首」でもあったという意味*)
満ち足りた魂の一団と一緒に雲から雲へ飛んだり、ハープを演奏し、歌ったりして
また24時間が過ぎた。そう、ここでも彼らがとても楽しんでいる内に――上院議員が
それと気づく前に時間が経ってしまい、聖ペテロは戻ってきた。
「さて、あなたは地獄で一日、天国で一日を過ごされました。
さぁ、あなたの終の棲家をお選びなさい」
上院議員はちょっと考えてから答えた。
「えぇっと、こんなことを言うとは思いもしなかったんだけど――天国は
とても愉快な ところだったし。でも僕は地獄に行った方がいいと思う」
そこで聖ペテロは彼をエレベーターへと導き、上院議員は下へ下へ――地獄へと
降りていった。
ドアが開くと、なんと彼は屑やゴミに覆われた不毛の地に立っていた。彼の友人たちは
皆ボロきれをまとってゴミを拾い、そのゴミを黒い袋に入れているのが 見えた。
ナイロビ by Micah Albert
すると悪魔がやってきて、彼の首に手を回しかけた。
「い、一体どういうことだ!?」
と、上院議員はどもりながら言った。
「昨日来たときは、ゴルフコースやクラブハウスがあって、ロブスターやキャビアを
食べて、踊って、思いっきり楽しんだのに。今じゃゴミだらけの荒れた土地しかなくて、
僕のともだちはみんな惨めな格好をしてる......」
悪魔は彼を見て微笑み、そして言った。
「昨日は、いわゆる選挙運動中だったからな。
で、今日、お前は俺たちに投票したってわけだ」
来たる選挙では、賢い一票を!!
(翻訳 千早/TUP翻訳メンバー)
*訳注補足: このジョークは「一般的な話」と思わせつつ、上院議員ではなかったが、
国家元首であるブッシュ大統領をモデルにして書かれたものと思われる。
※今年11月には米大統領選挙、オーストラリアの総選挙も同じ頃にあるだろう
との予想、そして来年は英国の総選挙も予定されている。
原文URL:
Pulido2000.com
http://pulido2000.comほか
(現在はリンク切れ)
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TUP速報361号 ある上院議員の死 04年8月20日
として配信された、英語圏の友人から転送されたメールを私が和訳した
速報記事を転載します。出典その他も当時のままです。
#なんと、10年一昔 も前だ!!(@_@; でも、変わらないね。
<ある上院議員の死>
権力者だった上院議員が長患いの末亡くなった。
彼の魂は天国に着き、入り口で 聖ペテロの出迎えを受けた。
聖ペテロへの天国の鍵の授与
「ようこそ、天国へ! でも、落ち着かれる前にちょっと問題があるのです。
このあたりでは、あなたのような高官には滅多にお目にかからないものだから、
あなたをどう処遇すべきか悩んでいるのです」
と聖ペテロが言うと、
「問題などないだろう、私を入れてくれればいいんです」
と上院議員。
「えぇ、私もそうしたいのですが、上からの命令があるもので。
これからあなたに 地獄で一日、天国で一日過ごしていただきます。
それから 『今後永遠にいたい』と思う場所を選んで下さい」
「そうかい、でも私の心は決まっているんだ。天国にいたいんだよ」
と上院議員は言ったが、聖ペテロは、
「申し訳ないが、これも決まりなので」と応えた。
そうして聖ペテロは彼につき添い、エレベーターで下へ下へ――地獄へと案内した。
扉が開くと、上院議員はゴルフコースのグリーンのど真ん中に立っていた。
少し離れたところにクラブハウスがあり、その前には彼の友人や彼とともに働いた
政治家たちの姿が見え、皆、晩餐会用の服装で、とても楽しそうだった。
彼らは上院議員に挨拶をしに駆け寄り 彼を抱きしめてから、一般市民を犠牲にして
金持ちになり、さんざんいい思いをした頃の思い出話に興じた。彼らは仲良くゴルフをし、
ロブスターやキャビアの夕食をとった。
そこには悪魔も同席していたが、これがまたとてもいい奴で、踊ったり冗談を言って
ここから拝借
楽しんでいた。みんなとても楽しい思いをしていたので、上院議員がそれと気づく前に
移動する時間になってしまった。みんなは彼をしっかと抱きしめ、エレベーターが
上がっていく間、手を振っていた。
エレベーターは上へ上へと昇り、天国で再びドアが開くと聖ペテロが待っていた。
「さぁ、今度は天国で過ごす番ですよ」
ギベルティの『天国の門』
そしてこの国家元首は(訳注:この「上院議員」が「国家元首」でもあったという意味*)
満ち足りた魂の一団と一緒に雲から雲へ飛んだり、ハープを演奏し、歌ったりして
また24時間が過ぎた。そう、ここでも彼らがとても楽しんでいる内に――上院議員が
それと気づく前に時間が経ってしまい、聖ペテロは戻ってきた。
「さて、あなたは地獄で一日、天国で一日を過ごされました。
さぁ、あなたの終の棲家をお選びなさい」
上院議員はちょっと考えてから答えた。
「えぇっと、こんなことを言うとは思いもしなかったんだけど――天国は
とても愉快な ところだったし。でも僕は地獄に行った方がいいと思う」
そこで聖ペテロは彼をエレベーターへと導き、上院議員は下へ下へ――地獄へと
降りていった。
ドアが開くと、なんと彼は屑やゴミに覆われた不毛の地に立っていた。彼の友人たちは
皆ボロきれをまとってゴミを拾い、そのゴミを黒い袋に入れているのが 見えた。
ナイロビ by Micah Albert
すると悪魔がやってきて、彼の首に手を回しかけた。
「い、一体どういうことだ!?」
と、上院議員はどもりながら言った。
「昨日来たときは、ゴルフコースやクラブハウスがあって、ロブスターやキャビアを
食べて、踊って、思いっきり楽しんだのに。今じゃゴミだらけの荒れた土地しかなくて、
僕のともだちはみんな惨めな格好をしてる......」
悪魔は彼を見て微笑み、そして言った。
「昨日は、いわゆる選挙運動中だったからな。
で、今日、お前は俺たちに投票したってわけだ」
来たる選挙では、賢い一票を!!
(翻訳 千早/TUP翻訳メンバー)
*訳注補足: このジョークは「一般的な話」と思わせつつ、上院議員ではなかったが、
国家元首であるブッシュ大統領をモデルにして書かれたものと思われる。
※今年11月には米大統領選挙、オーストラリアの総選挙も同じ頃にあるだろう
との予想、そして来年は英国の総選挙も予定されている。
原文URL:
Pulido2000.com
http://pulido2000.comほか
(現在はリンク切れ)
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